ウテメリン錠 Q&A

「Q&A」は、医療関係者の皆様に向けて作成しています。
本内容は、製品の適正使用に関する参考情報であり、すべてのケースに当てはまるものではありません。また、国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、当社として推奨するものではありません。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。
「Q&A」のご利用によって、生じた結果につきましては、責任を負いかねますのでご了承ください。

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Q1.ウテメリン錠は、妊娠何週から使用可能ですか?

 妊娠16週以降、37週未満の切迫流・早産の患者さんに使用可能です。
 なお、妊娠16週未満の患者さんに関する安全性及び有効性は確立していないため(使用経験が少ない)、投与は禁忌です。1)

参考資料:
1) 添付文書【禁忌】、【使用上の注意】2.重要な基本的注意、5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

〔2019年6月改訂〕

Q2.妊娠16週未満の患者さんが、禁忌に設定された理由を教えて下さい。

 ウテメリン錠の切迫流産の試験は、妊娠12週以降24週未満の妊婦さんを対象に行っています。1)
 しかし、妊娠16週未満の症例が少ないこと、また、発売当時、諸外国では16週あるいは20週以降の切迫流産に使用されていたことを考慮し、妊娠16週未満は禁忌に設定しました。2)

参考資料:
1) 坂元正一ほか:産科と婦人科, 58(9), 1597-1615,1991.(承認時評価資料)
 ※本論文においては、妊娠12週以後の症例にも投与されていますが、ウテメリン錠は妊娠16週未満の妊婦には、安全性及び有効性が確立されていないため、投与禁忌です。
2) 添付文書【禁忌】、【使用上の注意】2.重要な基本的注意、5.妊婦、産婦、授乳婦等への投与

〔2019年6月改訂〕

Q3.糖尿病合併患者さんにウテメリン錠を投与する際、気を付ける点はありますか?

 ウテメリン錠は、β2受容体刺激作用により肝臓でのグリコーゲンの分解を促進し、血糖上昇を起こすことがあるため、重篤な糖尿病の患者さんは禁忌、糖尿病の患者さん、糖尿病の家族歴、高血糖あるいは肥満等の糖尿病の危険因子を有する患者さんは慎重投与です。

 ウテメリン錠の投与中、血糖値の急激な上昇や糖尿病の悪化から、糖尿病性ケトアシドーシスがあらわれることがあります。
 ウテメリン錠の投与前から口渇、多飲、多尿、頻尿等の糖尿病症状の有無や血糖値、尿糖、尿ケトン体等の観察を十分に行い、投与開始後に異常が認められた場合には、直ちにウテメリン錠の投与を中止し、適切な処置を行うようお願いいたします。1)

参考資料:
1) 添付文書【禁忌】、【使用上の注意】1.慎重投与、2.重要な基本的注意

〔2019年6月改訂〕

Q4.ウテメリン錠の用法は、食後投与ですが、空腹時に投与したデータはありますか?

 ウテメリン錠1回20mgを、妊娠20~34週の妊婦さん10名に投与して食事の影響を検討した試験では、薬物動態に有意な影響は認められませんでした。1)
 しかし、空腹時投与では食後投与に比べて最高血中濃度(Cmax)が、やや高いことから、動悸などの副作用が現れやすくなる可能性があります。

 なお、ウテメリン錠の用法は、「通常、1回1錠(リトドリン塩酸塩とし5mg)を1日3回食後経口投与する。なお、症状により適宜増減する。」であり、空腹時の投与は承認外の使用方法となります。

参考資料:
1) Steven N.et al:Am.J.Obstet.Gynecol,161(1),32-35,1989.
2) 添付文書【用法・用量】

〔2019年6月改訂〕

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