キサンボン注射用 Q&A

「Q&A」は、医療関係者の皆様に向けて作成しています。
本内容は、製品の適正使用に関する参考情報であり、すべてのケースに当てはまるものではありません。また、国内で承認された効能効果・用法用量の範囲外の情報を含む場合がありますが、当社として推奨するものではありません。製品のご使用にあたっては、最新の添付文書をご確認ください。
「Q&A」のご利用によって、生じた結果につきましては、責任を負いかねますのでご了承ください。

※許可なく複写、複製、転掲、改変等を行うことはご遠慮ください。

Q1.キサンボン注射用の脳血栓症(急性期)の用法が「1回2時間かけて朝夕1日2回投与」である理由を教えて下さい。

 脳血栓症では、発症早期からリハビリテーションを行うことが多いことを考慮し、薬剤投与による患者さんの拘束時間をできるだけ短くするため、24時間持続投与ではなく、2時間投与で有効性・安全性を検討し、承認を取得しました。1)
 本剤80mgを、2時間かけて投与したとき、投与終了から約9時間後まで作用が持続するため、1日2回の投与で、ほぼ1日の作用持続が可能と考えられます。2)
 なお、点滴時間は、治験担当医師のご意見に基づき、1回2時間点滴にて試験を実施しており、1時間点滴など短時間で点滴した場合の有効性・安全性は検討しておりません。
 用法どおり、1回2時間かけて点滴をお願いいたします。3)

参考資料:
1)大友英一ほか:臨床医薬, 7(2), 353-388, 1991.
2)目時弘文ほか:薬理と治療,19(2),547-555,1991.
3)添付文書【用法・用量】

〔2019年9月改訂〕

Q2.「適当量の電解質液または糖液」の「適当量」とはどのくらいの量ですか?

 すべての患者さんに適用できる具体的な量の規定はありません。患者さんの状態に応じてご検討ください。

参考資料:
添付文書【用法・用量】

〔2019年9月改訂〕

Q3.脳血栓症(急性期)に使用する場合、投与時間を短縮してもよいですか?

 投与時間を短縮すると、出血性の副作用が発現しやすくなる可能性がありますので、投与時間を短縮することはお勧めできません。
 用法どおり、1回2時間かけて点滴をお願いいたします。

参考資料:
添付文書【用法・用量】

〔2019年9月改訂〕

Q4.キサンボン注射用は手術の際、どのくらい前から投与中止したらよいでしょうか?

 手術前の休薬時間について、検討したデータはありません。


<参考>
 健康成人8名にオザグレルナトリウムを、1又は15μg/kg/分で3時間静脈内持続投与した際の半減期はそれぞれ0.79及び0.66時間でした。
 また、健康成人に0.2~15μg/kg/分の投与量で、3時間静脈内持続投与すると、投与終了後24時間以内に投与量のほとんどが尿中に排泄されました。1)2)

 注)キサンボン注射用のクモ膜下出血術後の適応における用法・用量は、「通常成人に、オザグレルナトリウムとして1日量80mgを適当量の電解質液または糖液で希釈し、24時間かけて静脈内に持続投与する。投与はクモ膜下出血術後早期に開始し、2週間持続投与することが望ましい。なお、年齢、症状により適宜増減する」です。
 注)キサンボン注射用の脳血栓症(急性期)の適応における用法・用量は、「通常成人に、オザグレルナトリウムとして1回量80mg を適当量の電解質液または糖液で希釈し、2時間かけて1日朝夕2回の持続静注を約2週間行う。なお、年齢、症状により適宜増減する」です。

参考資料:
1)添付文書【薬物動態】1.血中濃度、2.代謝・排泄
2)福島雅夫ほか:薬理と治療,14(3),1373-1403,1986.

〔2019年9月改訂〕

Q5.キサンボン注射用を透析患者さんへ投与してもよいですか?

 透析患者さんへの投与について、検討したデータはありません。
 患者さんごとに使用目的や状態などを鑑み、ご判断ください。

<参考>
 キサンボン注射用は、投与後24時間でほとんどが尿中に排泄され、そのうち約70%が未変化体として排泄される腎排泄型薬剤です。1)2)
 書籍:透析患者への投薬ガイドブック 改訂第3版には、透析患者さんへの投与に関して、「非透析日には80mg分2、透析日は透析後に40mg分1を生食20mLに溶解し、1~2時間かけて投与する」と記載されています。3)

参考資料:
1)添付文書【薬物動態】2.代謝・排泄
2)福島雅夫ほか:薬理と治療,14(3),1373-1403,1986
3)岸本武利 監修:透析患者への投薬ガイドブック 改訂第3版,373-374,2017年 ㈱じほう

〔2019年9月改訂〕

Q6.キサンボン注射用を、カルシウムを含む輸液と配合する場合の注意点を教えてください。

 カルシウムを含む輸液での直接溶解は、白濁するので避けてください。

 なお、カルシウムを含む輸液(リンゲル液等)を希釈に用いるときは、カルシウムを含まない輸液又は注射用水であらかじめ溶解した後、本剤80mgあたり300mL以上の輸液で希釈してください。1)

参考資料:
1)添付文書【使用上の注意】8.適用上の注意

〔2019年9月改訂〕

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